「本は10冊同時に読め!−生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!」 成毛眞

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)
(2008/01)
成毛 眞

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元マイクロソフト社長、成毛さんの読書術。
成毛さんといえば読書家で有名です。ちょっぴり過激な読書論を展開されています。


目次

第1章 仕事も生活も劇的に変わる! 「速読」かつ「多読」の読書術
第2章 一生を楽しみつくす読書術 人生は、読書でもっともっと面白くなる!
第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」 忙しい人ほど本を読んでいる
第4章 まずは「同時に3冊」から! 実践!「超並列」読書術
第5章 「理屈抜きで楽しめる」読書案内 私はこんな本を読んできた!


のっけからこんな感じ。私こういうテイスト嫌いじゃないです。

『金持ち父さん 貧乏父さん』系の本を読んでいる人、こうすれば儲かるという投資本や、年収1500万円を稼げるといった本を読んでいる人は間違いなく「庶民」のままで終わるだろう。できる社員系の本を読んでいる人も同じである。

とビジネスハウツー書やできる社員系の本を読んでいる人をぶった切っています。

あっ、そんな人ここにいます。ちくちくと胸が痛い。

他人のノウハウを真似していては、一生「庶民」のままである。



おっ、なんだか耳まで痛くなってきたぞ。イタいってことは多分真実のうちの1つなのでしょう。

去年しこたまいわゆる「成功する本」を読んでみて、私が出した結論は、

・成功の定義は人によって違うので、個人の成功ノウハウはあんまり役に立たない。

・成功本商売は成功していない人をターゲットにしているため、本を読んだ人が成功してしまうと商売にならない。長く商売を続けられるということは(ちまたの自己啓発の歴史は長い)・・・成功本を読んで成功する人は少ない。

・いい気分になるので繰り返し読みたくなる。

の3点です。

最近は成功する本を何冊も探して読むより、仕事も含め専門的な勉強をしたり、楽しむための読書をする方が成功するんじゃないか、と考えるようになってきました。

そういった事を考えている自分にとっては成毛さんの強気理論も一理あるのではと思います。

残念な点は「ハウツー本は読まなくていい」と言っているのに、装丁や目次タイトルがモロハウツー本なところかな。あと少しあおり口調なので、その辺が。

本読みさんなら読んで「ふん、ふんそうだよね。」と共感すると同時に「おお、この人はこんな考え方をするのね。私はちょっと違うけどな。」と考えさせられること請け合いの書。そこが読書の醍醐味ですよね。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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「地頭力を鍛える」 細谷功

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
(2007/12/07)
細谷 功

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学校で受けた教育と自分の数学的思考のなさから、「1つの正しい解答」についついこだわってしまいます。しかしそれは大間違いで、「答えはひとつではないし、問題解決プロセスはいくつもある。そこを自分で考える力こそが大切なのだ」と痛感させられる本。

目次

第1章 「地頭力」とは何か
第2章 「フェルミ推定」とは何か
第3章 フェルミ推定でどうやって地頭力を鍛えるか
第4章 フェルミ推定をビジネスにどう応用するか
第5章 「結論から考える」仮説思考力
第6章 「全体から考える」フレームワーク思考力
第7章 「単純に考える」抽象化思考力
第8章 地頭力のベース
第9章 さらに地頭力を鍛えるために


「あの人頭いいよね〜。」となんとなく使いがちな「頭のよさ」を、ロジカルに図を用いて解説されています。

著者さんによると、「頭がいい」には3種類あるそうです。
・物知りタイプ
・機転が利くタイプ
・考える力が高いタイプ(地頭がよい)

なるほど。学校の成績がよいのは物知りタイプかもしれません。
実際に使えるのは考える力が高いタイプなのかな。3タイプ全て揃っている人もうようよお見受けできるような。そういう人が賢いのですね。

地頭力をよくする1つのツールとしてフェルミ推定が紹介されています。

コンサルタントや外資系企業の採用試験に出てくる「東京都内に信号機は何基あるか?」といったわけわからん問題に短時間で答えるのがフェルミ推定で、これを実際のビジネスにどう活かすのかが書いてあります。

フェルミ推定はわけわからんので、できれば近寄りたくないです。でもこの考え方がそんなに大事なら身につけたいわ、と。

1日30分「思考力」エクササイズ “本当の仕事力”をみがく1日30分「思考力」エクササイズ “本当の仕事力”をみがく
(2007/12/18)
秋山 ゆかり

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秋山さんの本にもフェルミ推定の項目があったので、両方読んで考えてみます。

「地頭力」で検索したら、こんな本も。面白そうです。

Think! WINTER 2008 no.24Think! WINTER 2008 no.24
(2008/01/18)
東洋経済新報社

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記憶はコンピュータがしてくれるし、ネットで検索して玉石混合の情報を大量に得られるようになった今だからこそ、「考える力」ばやりなのでしょうね。

私も便乗してロジカルシンキング月間にしようと、ロジカル本を買い込みました。
よろしければ1ヶ月お付き合いください。


頭の中のメモ

個人的に考えた頭がよい人。妄想メモです。

・全体を見ることができる人。
・考えてから行動し、失敗してもすぐ修正していける人。
・それなりに稼いでいる人。

かなあ。せっかく生きているし、脳みそもあるので、ここに近づきたいと思う今日この頃です。





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「捨てられるホワイトカラー−格差社会アメリカで仕事を探すということ」 バーバラ・エーレンライク

捨てられるホワイトカラー―格差社会アメリカで仕事を探すということ捨てられるホワイトカラー―格差社会アメリカで仕事を探すということ
(2007/09)
バーバラ・エーレンライク

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40歳のジャーナリストが自分の転職活動を描いたルポ。
個人的な話満載ではありますが、アメリカのホワイトカラー転職事情を垣間見ることができます。

目次

第1章 就職活動のためのコーチを探す
第2章 就職ネットワークの世界に踏み出す
第3章 新兵訓練を生き延びる
第4章 変身―外見を向上させるためのレッスン
第5章 神様とネットワーキング―教会主催の就職セミナー
第6章 もっと上を目指して
第7章 ついに「合格」となる
第8章 中流から下流へ


インドや中国などの賃金が安いところへのホワイトカラーアウトソーシングが盛んで、「頑張って仕事をし、経営学を学んできたような優秀な人」にもその影響がモロにきているという話です。

失業中のホワイトカラーを狙った産業である「キャリアコーチング」「就職ネットワーキング」「自己啓発」の怪しさ、危うさにも触れています。

キャリアコーチングを受けたときにすすめられた自己啓発本、成功の扉―すべての望みはかなえられる

あなたの人生のどんな条件も状況も、その源はすべてあなた一人にあることを認めなければなりません。(略)あなたの個人的人間関係、あなたの職業生活−あらゆる状況はほかの誰でもない、あなたが作ったものなのです。



こういう今流行りの引力の法則を、著者は「精神異常者のたわごと」で、自分の運命はすべて自分がもたらしたものだという考え方は経済的勝者たちから見れば非常に都合がいいにちがいない、と言っています。

私は引力の法則をオカルト(笑)←(巷でこっそり言われているらしい)と言うほど、否定的には思っていません。しかし事故や病気やお金まで念じることで引き寄せられるというのはありえへん、と感じます。全てがそんなもので説明できるほど世の中単純ではないよん、と。それこそ信じる人は救われる世界なので、人それぞれでしょうね。

他にも「転職ネットワーキング」の場が宗教の勧誘活動の場であったり・・・、などいろいろ問題があるようです。

著者はほとんどホワイトカラーの仕事をしたことがないこともあって、転職活動はなかなかうまくいきません。経歴のない著者がうまくいかないのは当然かと思いますが、怖いのはきちんとした経歴のある人もなかなかうまくいかない点です。

長期にわたる失業で、希望していなかったブルーカラーの仕事に転職する人も多くいるそうです。

読んでいて救いがあるのは、著者の本業がジャーナリストであるということ。取材のための転職活動なのです。これがもし本当の転職活動だったとしたら、せつなすぎます。しかし、本の中にでてくる人にとってはリアルなわけで。日本にも起こりつつある出来事な気がします。

ちょっとせつなくなったので、次は明るい本を読んでバランスをとります。

一部のリアルと一部の楽しい妄想を行き来できるのが読書のよいところです。

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「ついていったら、だまされる」 多田文明

ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30)ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30)
(2007/11)
多田 文明

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「お金落としたからちょっと電車賃貸して、の寸借詐欺にお金を貸すとどうなるの?」
「キャッチについていったらどうなるの?」
「デート商法ってどんな感じ?」
「出会い系に登録したら、どんなことになる?」

この先に何がまっているのかなあ・・・という怪しい事柄にあえてつっこんでいく「キャッチセールス評論家」が書いた騙される仕組みについての本。

目次

序章 きみのかわりにボク、だまされてきます。
第1章 「手相占い」でお悩み解決?
第2章 「先祖のたたり」は名前にあらわれる?
第3章 「デート商法」でカノジョができた!?
第4章 ぜったいに出会えない「出会い系」
第5章 悪用される「ボランティア」「オーディション」
潜入ルポ「スピリチュアル」の見本市に行ってみた!
おわりに それでも「自分だけはだまされない」と思っているきみに


感想

・電車賃寸借詐欺に声かけられたことありますか?

・キャッチに声かけられて、アンケートに答えてあげちゃったことありますか?

・「子育てで悩んでることなあい?」と天理教の建物の前でおばちゃんに声かけられたことありますか?

・占ってもらったら、「運勢がいまいちだから、こういうはんこ買うといいよ。」とすすめられたことありますか?

・駅前でいきなり手をかざされたことありますか?

・お隣さんちで開かれる健康食品無料試食会に誘われて断れずに出席、食品を買ってしまったことありますか?

上の話は私の個人的な体験なのですが、どれか1つでもイエスなら、読んでおいて損はないです。

騙す仕組みって巧妙で、心理学を使ったテクニック満載なので、「騙される人があほなのよ。うふふ。」なんて笑っていられません。

「それでも自分だけはだまされないとおもっているきみに」という最後の章がよいです。世の中の本質をついています。きっと。

理論社のよりみちパン!セシリーズは、一味違った本のラインナップで気になります。ティーン向けのシリーズなのです。

正しい処女の失い方って、そんなものあるのでしょうか。娘からお母さんにインタビューされています。そんなこと、娘に聞かれたら困りますけれど。いつかもし聞かれたら、「私ってばマリアさまもどきなのよ」とでも返事しておこうとおもいます。

よりみちパン!セ、あなどりがたし。



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「時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ」のニュースを見て

時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ

というニュースが読売新聞に出ていました。

エビ養殖とか円天の話は「どうしてこんなのに騙されちゃうの?」と思っていましたが、この増田俊男さんという方は著作も多数で、全国各地で講演をして・・・と一見、ちょっとまともそうに見えます。(著書を読んでいないし、この方について知らないのでなんとも言えませんが。)

HPを見たところ著名な評論家を招き、大規模な投資セミナーを企画したりと派手な活動をされていたようです。

投資ですからもちろん損をすることはあると思いますが、事業内容はかなりあやしいものだったのでしょうかね。著作が多数あるから、著名人と親しいからといって信用してはいけない、と思いました。

ワタクシついつい(学歴や職歴や本を出版しているなどの)権威に弱いところがあるので気をつけないといけませんね。

投資は自己責任でね☆うまい話はたいがいウソよん☆

と心底思いました。投資に関しては、いろいろな本を読んで自分で考えないといかんですね。




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