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勝間さんの本を読む前に「知的生産の技術」梅棹忠夫
![]() | 知的生産の技術 (岩波新書) (1969/07) 梅棹 忠夫 商品詳細を見る |
勝間さんの新刊が届くまで待ちきれず、そのモチーフとなった梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」を読みました。
![]() | 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 (2007/12/14) 勝間 和代 商品詳細を見る |
「知的生産の技術」は1969年に発売された本でロングセラーとなっています。
梅棹さんは大阪の国立民族学博物館、初代館長を務められた方だそうです。
民博はアフリカマニアの聖地なので、通いつめた私は「民博」の2文字だけで心躍ります。
美しい文章で知的なかおりのする本です。
アマゾンの商品説明より
学校では知識は教えるけれど知識の獲得のしかたはあまり教えてくれない。メモのとり方、カードの利用法、原稿の書き方など基本的技術の訓練不足が研究能力の低下をもたらすと考える著者は、長年にわたる模索の体験と共同討論の中から確信をえて、創造的な知的生産を行なうための実践的技術についての提案を試みる。
目次
1 発見の手帳
2 ノートからカードへ
3 カードとそのつかいかた
4 きりぬきと規格化
5 整理と事務
6 読書
7 ペンからタイプライターへ
8 手紙
9 日記と記録
10 原稿
11 文章
感想
京大式カードの活用、整理方法についての記述が多いです。
私が関心をもったのはやはり「6 読書」の項目。
昨今は「時間がもったいないから本はななめよみしろ」という考えが主流です。
ところが梅棹さんは
読者というものは、本をよむにあたっては、著者が何をいおうとしているのかを理解しようとつとめなければならない。つまり、著者の身になってよむのである。その第一歩が「はじめからおわりまでよむ」というよみかたである、と私はかんがえる。
とはじめからおわりまでよむことを推奨されています。
半分よんだだけとか、ひろいよみとかは本のよみかたとしては、ひじょうにへたなよみかたである。(中略)いわゆる「ななめよみ」で十分理解したという人もあるが、あまり信用しないほうがいい。すくなくとも、きわめて危険で非能率的なよみかたであろう。
とまで断言も。
面白い。最近の主流と真っ向対決ですね。
ただし、くだらない本や自分にはむつかしすぎて歯がたたない本は途中でなげだしてしまうのもやむおえない、とおっしゃっています。
こういう「ななめよみ反対派」と近頃多い「ななめよみ賛成派」の意見を読んで私がどう考えたかというと・・・
1、とてもよい本ははじめからおわりまで読む
例えば今はまっている影響力の武器や人を動かすレベルの本は夢中で読んでしまうのでどっちにしろはじめからおわりまでちゃんと読むことになる。
2、よい本、自己啓発もの、ハック系はひろいよみする
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすは自分の強みを調べたら、あとは他の人の強みにさらりと目を通すくらいでよいし、働くママのための定時に帰る仕事術 のような小ネタ系の本は必要なところだけひろいよみする。
3、駄本は読むのをやめる。
例はナイショ。駄本というより自分にとってはレベルが高すぎる本や環境が違いすぎて理解できない本が多い。
と本を3分類したらどうでしょう。
「ななめよみ」が主流なので、あえて「はじめからおわりまできちんと読む」というのも戦略の一つとしてはアリなのかもしれません。
本を読んだとき大まかなところは誰でもつかめると思うのですが、細かいところまで気がつくひとはなかなかいませんね。
読書にメリハリをつけて「これ!」と思う本はきちんと読み込むのもよさそうです。
そういえば昔乙女雑誌「りぼん」を読み込んでいました。
編集者の名前から読者のコメント、編集後記まで逐一。
ものすごい情報通だとクラスメイトにほめられ、りぼんの懸賞にもよく当たりました。
細かい感想まで書くので。
今その情報はほとんど役立っていません。
さくらももこさんについて人よりちょっと詳しいくらいです。
メリハリを間違えてしまったようです。
いつも読んでくださってありがとうございます。

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