「学力の経済学」の中室牧子さんの講演会をシェア①

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少し前の話になるのですが、12月に新潟で行われた中室牧子さんの講演会に行ってきました。


「学力」の経済学
「学力」の経済学
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中室 牧子
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015-06-18)
売り上げランキング: 100

 学力の経済学は去年読んだ本のうち、私の中でベスト3に入る面白さでした。

アマゾンの内容紹介より

「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。

本を読んだ時のメモがあったので、書いてみます。

○「勉強するように言う」のはお手軽だが、効果0

→ドキッ!ついつい言ってしまいます。薄々感じていましたが、効果がないのですね。

○学力テストの結果が良くなるのは、アウトプット(点数)にご褒美ではなく、インプット(やったこと)にご褒美を与えた方がいい。

→テストで学年○位以内に入ったら、ご褒美をあげるよ、というより、例えば、本を何冊読んだら、とか問題をこれくらい解いたらご褒美の方がいい。

○非認知能力(やり抜く力や自己管理能力)が大切

→IQよりもこちらの能力の方が重要

などなど、今までの常識をデータで覆される、いい意味での常識破りな本でした。

そんな中室さんのお話を直接聞く機会があったので、喜んで行ってきました。

その時のメモをシェアします。

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○非認知能力の大切さ

ペリー幼稚園プログラムという1960年代にアメリカで行われた教育プログラムがある。その当時子どもだった人が、大人になり、ずっと追跡調査が行われているところがすごい点。

プログラムの内容は、貧困家庭のアフリカ系アメリカ人の就学前の子どもたちを、ランダムに振り分ける。実験群の子どもたちには、高学歴の教師から教育を受け、週に1度教師が家庭訪問をする。もう一方の実験群でない子どもたちと比較し、その教育効果を測るといったもの。IQについては、教育プログラムを受けた直後は、実験群の子どもたちの方が高いが、4年ほど経つと数値に差がなくなってくる。IQは「認知能力」と言われている。

IQの効果は限定的だったにもかかわらず、実験群の子どもたちは学歴・年収・雇用などの様々な面で、実験群でない子どもたちに比べて、良い結果が得られた。IQ以外の「非認知能力」が改善されたから。

「非認知能力は」とは、自己肯定感、粘り強さ、意欲的、自制心、やり抜く力といったもの。IQを高めるよりも、非認知能力を高めることが大切。

長くなるので、続きはまた次に。








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