「ついていったら、だまされる」 多田文明

ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30) (よりみちパン!セ)ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30) (よりみちパン!セ)
(2007/11/22)
多田 文明

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「お金落としたからちょっと電車賃貸して、の寸借詐欺にお金を貸すとどうなるの?」
「キャッチについていったらどうなるの?」
「デート商法ってどんな感じ?」
「出会い系に登録したら、どんなことになる?」

この先に何がまっているのかなあ・・・という怪しい事柄にあえてつっこんでいく「キャッチセールス評論家」が書いた騙される仕組みについての本。

目次

序章 きみのかわりにボク、だまされてきます。
第1章 「手相占い」でお悩み解決?
第2章 「先祖のたたり」は名前にあらわれる?
第3章 「デート商法」でカノジョができた!?
第4章 ぜったいに出会えない「出会い系」
第5章 悪用される「ボランティア」「オーディション」
潜入ルポ「スピリチュアル」の見本市に行ってみた!
おわりに それでも「自分だけはだまされない」と思っているきみに


感想

・電車賃寸借詐欺に声かけられたことありますか?

・キャッチに声かけられて、アンケートに答えてあげちゃったことありますか?

・「子育てで悩んでることなあい?」と天理教の建物の前でおばちゃんに声かけられたことありますか?

・占ってもらったら、「運勢がいまいちだから、こういうはんこ買うといいよ。」とすすめられたことありますか?

・駅前でいきなり手をかざされたことありますか?

・お隣さんちで開かれる健康食品無料試食会に誘われて断れずに出席、食品を買ってしまったことありますか?

上の話は私の個人的な体験なのですが、どれか1つでもイエスなら、読んでおいて損はないです。

騙す仕組みって巧妙で、心理学を使ったテクニック満載なので、「騙される人があほなのよ。うふふ。」なんて笑っていられません。

「それでも自分だけはだまされないとおもっているきみに」という最後の章がよいです。世の中の本質をついています。きっと。

理論社のよりみちパン!セシリーズは、一味違った本のラインナップで気になります。ティーン向けのシリーズなのです。

正しい処女の失い方って、そんなものあるのでしょうか。娘からお母さんにインタビューされています。そんなこと、娘に聞かれたら困りますけれど。いつかもし聞かれたら、「私ってばマリアさまもどきなのよ」とでも返事しておこうとおもいます。

よりみちパン!セ、あなどりがたし。



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「時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ」のニュースを見て

時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ

というニュースが読売新聞に出ていました。

エビ養殖とか円天の話は「どうしてこんなのに騙されちゃうの?」と思っていましたが、この増田俊男さんという方は著作も多数で、全国各地で講演をして・・・と一見、ちょっとまともそうに見えます。(著書を読んでいないし、この方について知らないのでなんとも言えませんが。)

HPを見たところ著名な評論家を招き、大規模な投資セミナーを企画したりと派手な活動をされていたようです。

投資ですからもちろん損をすることはあると思いますが、事業内容はかなりあやしいものだったのでしょうかね。著作が多数あるから、著名人と親しいからといって信用してはいけない、と思いました。

ワタクシついつい(学歴や職歴や本を出版しているなどの)権威に弱いところがあるので気をつけないといけませんね。

投資は自己責任でね☆うまい話はたいがいウソよん☆

と心底思いました。投資に関しては、いろいろな本を読んで自分で考えないといかんですね。




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「伝える力−「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!」 池上彰

伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

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こんにちは、あやです。
今日はとても寒いですね。風邪が流行っているそうなので、お体ご自愛ください。

さてさて、ジャーナリストの池上彰さんの新書を読みました。
池上さんの他の著書と同様、とても読みやすかったです。
人に伝えるノウハウに加え、その心構えをとくような本です。

(PHP本の解説より)

商談や会議、プレゼンテーションや企画書・報告書の作成、電話での交渉、メールでの連絡――ビジネスの現場で行なわれている日常業務。仕事の「できる」「できない」を左右するのは、意外とこうした基礎をしっかりやるかどうか。それには上司や部下、顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかが鍵を握る。

 本書は「話す」「書く」「聞く」の3つの能力の磨き方を紹介。これができると自ずと成績・業績に結びつくもの。長年NHKの『週刊こどもニュース』のお父さん役を務めてきた著者(現在はフリージャーナリストとして独立)ならではの極意を伝授する。伝えることの難しさを身をもって経験しているだけに、ビジネスの現場でも十分応用が効く智恵が盛りだくさんである。

 相手を惹きつける、ビジネス文書を書く、文章力をアップさせるなど、本書の秘訣を習得すれば、仕事が楽しく、やりやすくなること間違いなしだ。



目次

第1章 「伝える力」を培う
第2章 相手を惹きつける
第3章 円滑にコミュニケーションする
第4章 ビジネス文書を書く
第5章 文章力をアップさせる
第6章 わかりやすく伝える
第7章 この言葉・表現は使わない
第8章 上質のインプットをする


内容

○実はわかっていないのに、わかったつもりになっている人が多い。自分がわかっていないと、人に正確に、わかりやすく伝えることは不可能。

○人をひきつける「つかみ」とは?

○「クレーマー」だと思われず、実りある苦情にするためには?
まず自分がどういう者か伝える→全体像がわかるように話す→どういう対処をして欲しいのか希望・要望を明確にする→穏やかに普通の声音で話す

○報告書をまとめる場合、「演繹法」と「帰納法」の考え方が参考になる。帰納法を用いるのが理想。

○文章力をアップさせるためには・・・
(1) 「もう一人の自分」を育てる
(2) プリントアウトをして読み返す
(3) 寝かせてから直す
(4) 音読する
(5) 上司や先輩に読んでもらう
(6) 人に話しながら、書く内容を整理する
(7) ブログを書く
(8) 新聞のコラムを要約する

感想

本書の「つかみ」が「日銀とは何か、説明できますか?」なのです。

私の回答は「日本銀行という名前の銀行で、お金を刷るところです。金利を決めています。」

あちゃー、これじゃあだめだめですね。

普段見聞きしている「日銀」という言葉ひとつとっても、全然理解していない・・・。

池上さんはこの「自分は何もわかっていない」と自ら気づくことが大切とおっしゃっています。

日銀とは「日本銀行とは日本の中央銀行で、銀行券の発行ができ、市中銀行及び政府に対する貸し出しや国庫金の収支業務を行う銀行です。また、金利の操作や公債の受け渡し・回収を通して通貨の増減を図っています。いわば発券銀行であり、銀行の銀行であり、政府の銀行でもあります」というのが、経済学の教科書にのるような模範解答だそうです。

ところがこの説明で小学生を納得させられるか、といえばノーです。
子どもにわかりやすく説明できるくらいでないと、本当に理解しているとは言えないよ、とのことです。

「誰か」を想定して文章を書いたり、話すのが大切なようです。

池上さんの本を読むようになってから、土曜日の夜にNHK週間こどもニュースを見るようになりました。

番組HPもわかりやすくて、見ごたえがありますね。



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「交渉学入門 その2」 田村次朗・一色正彦・隅田浩司

交渉学入門交渉学入門
(2007/11)
田村 次朗隅田 浩司

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昨日に引き続き「交渉学入門」について。

目次

第1部 交渉上手になろう
 UNIT1 プロのネゴシエーターはこうしている
 UNIT2 ロジカルに交渉する
 UNIT3 準備する
第2部 交渉をマネジメントする
 UNIT1 協議事項(Agenda)が大切
 UNIT2 相互理解と質問
 UNIT3 局面打開のための方法論
第3部 最良の合意を形成する
 UNIT1 クリエイティブ・オプション(創造的選択肢)を作る
 UNIT2 交渉を無事終了させる(クロージング)
 UNIT3 ビジネス交渉を成功に導くための方法論(チームマネジメント)


内容

○5つの交渉戦術とそれに対抗する方法

1、グッド・コップ、バッド・コップ−相手方に敵対的な態度をとる役と同情的な態度をとる役を演じながら交渉相手を揺さぶる戦術。

2、ドア・イン・ザ・フェイス−最初に厳しい条件を意図的に提示し、拒否させる。その上で譲歩した条件を提示して、相手に合意を求める方法。
 
3、フット・イン・ザ・ドア−取るに足らない小さな要求からはじめて、小さなイエスを引き出し、徐々に要求をあげていく方法。

4、ニブリング−おねだり戦術。いったん合意をした後に、意図的に追加条件を提示し、相手に条件を飲ませる。

5、タイム・プレッシャー−海外などでよく行われる。何気ない会話の中からデッドラインを探りだし、その締め切り効果を利用する。

○交渉によって不平不満や怒りがおこることも。負の感情の連鎖を断ち切るには?

○「社内の人間との交渉のほうが遥かに難しい」場合も。チーム内部での交渉で心がけること。

 1)人と問題の分離
 2)立場に配慮し利害を見つける
 3)交渉に、しっかりコミットさせる

感想

欧米では交渉が学問で「学ぶことができるスキル」というのが常識だそうです。

心理学やロジカルシンキングなどさまざまな方面の知識も用いられ、面白そうな世界ですね。

生きているうちは大小もろもろな交渉の連続です。

交渉学主要参考文献リストが載っています。そのうちいくつかを挙げます。

影響力の武器[第二版]影響力の武器[第二版]
(2007/09/14)
ロバート・B・チャルディーニ

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ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)
(1989/12)
ロジャー フィッシャー浅井 和子

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世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
(2007/06/29)
渡辺 健介

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「交渉学入門」 田村次朗・一色正彦・隅田浩司

交渉学入門交渉学入門
(2007/11)
田村 次朗隅田 浩司

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(日本経済新聞出版社HPより)

論理的思考法から交渉準備、オープニング、局面打開、クロージングまで、交渉学のすべてが図解でわかる入門書《2色刷》。ビジネスにまつわる豊富なケーススタディーで楽しく交渉学のエッセンスが身につきます。



タイトルどおり交渉学の入門書で、小説仕立てになっているため読みやすい本。
主人公は入社3年目の田崎さんです。最初はてんでだめだめで親しみがわきます。

交渉とは「あるのもを100円で売りたいAさんと、50円で買いたいBさんが話し合って、間の75円で決着。」のような落としどころを探すことだと思い込んでいました。

実際の交渉は落としどころをさがすのではなく、目標達成の手段だそうです。
交渉するってこういうことだったのか、と目からうろこ。

交渉学という学問があることを初めて知りました。
個人の経験を書いた営業ノウハウ本も好きですが、さらにそれより一歩先行く感じがします。

目次

第1部 交渉上手になろう
 UNIT1 プロのネゴシエーターはこうしている
 UNIT2 ロジカルに交渉する
 UNIT3 準備する
第2部 交渉をマネジメントする
 UNIT1 協議事項(Agenda)が大切
 UNIT2 相互理解と質問
 UNIT3 局面打開のための方法論
第3部 最良の合意を形成する
 UNIT1 クリエイティブ・オプション(創造的選択肢)を作る
 UNIT2 交渉を無事終了させる(クロージング)
 UNIT3 ビジネス交渉を成功に導くための方法論(チームマネジメント)


内容

○交渉をめぐる3つの誤解
 誤解その1 交渉は勝ち負けを競うもの
 誤解その2 最初に提案せよ
 誤解その3 交渉は「落としどころ」が大切

○効果的な交渉のための3つの原則

○アンカリングの罠に注意→アンカリングとはある一定の数値などを提示されると、それを基準に検討してしまうこと。

○二文法(物事を2者択一で考えること)の罠から抜け出そう。そのための対策とは?

○「今後の良いお付き合い」に期待してはいけない。

○交渉準備のための5つのステップ
 1)状況を把握する
 2)交渉のミッションを考える
 3)目標を2つ設定する
 4)合意へと導くための付帯条件
 5)合意できなかったらどうするかを考える
 
 交渉学では準備が8割

○アジェンダはもれなく、ダブりなく抽出し、優先順位を考える

○値引きする代わりにたくさん売ってほしいなどのバーター取引は時に危険な場合も。成功するバーター取引は交換する条件がほぼ等価値であること、そして交換によって双方に利益が生み出せる場合だけ。「とりあえず」合意しておこう、というのは後でトラブルを引き起こすことがある。

○交渉決裂の前にブレークを

感想

大学の先生と実務家さんの共著なので、学校で教えるような理路整然とした内容と、ビジネス社会で起こるリアルなあんなことやこんなことがmixして書いてあり、かな〜り使える1冊だと思います。

「今後の良いお付き合い」とか「いっぱい買うから安くしてよ」とかよく耳にする言葉が、結構危険なのだなと痛感しました。

本書の中にもよく出てくる言葉なのですが、内容に疑問を持ちつつも「とりあえず合意しちゃえ!後でなんとかなるやい」と思ってしまいがちです。(私)そういう場合って後でなんとかしにくいのですよね。

交渉ってややこしくて、できればしたくないものというイメージがありました。そのイメージを覆すような本です。

自分にとっては大切な内容で、じっくり読みたいので、また明日も「交渉学入門」について書きます。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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